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【2022年10月改定対応】.com Master ADVANCEの難易度とおすすめの勉強法を紹介する【第4版】【ドットコムマスター】

導入

私は先日 .com Master ADVANCE(ドットコムマスターアドバンス)の試験を受けて、無事ダブルスター(★★)を取得しました。
実は .com Masterの試験内容は2022年10月から変更され、第3版から第4版に変わっています。


今回の記事では、そんな新しくなった .com Master ADVANCEの難易度や第3版からの変更点、合格するためのおすすめの勉強法、合格までにかかった時間、過去問について紹介します。


.com Masterとは

ドットコムマスター

.com Master(ドットコムマスター)とは、2001年から開始されたNTTコミュニケーションズが実施している民間試験です。
難易度別に簡単なBASICと難しいADVANCEに分かれ、ADVANCEは得点に応じてシングルスター(★)とダブルスター(★★)に分かれます。


それぞれの違いは、以下の表のとおりです。(公式サイトより引用)

.com Master BASIC.com Master ADVANCE
問題数50問50問(シングルスター)/
70問(ダブルスター)
試験時間45分80分
合格基準70点以上/100点420点以上/700点(シングルスター)/
700点以上/1000点(ダブルスター)
受験方法テストセンター/インターネットテストセンター
(2023年1月からオンラインテストセンター)
試験料(税抜)4000円8000円

.com Master BASICはインターネットに関する基本知識を問う問題で、ITパスポートにイメージが近いと思います。
対して、 .com Master ADVANCEは広範な技術的な知識が問われる問題で、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験にイメージが近いと思います。


.com Master ADVANCEの特徴は、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験に比べて特にネットワーク部分の知識が深い点です。
このため、同じネットワークの資格であるCCNAの準備として受験する方もいます。
私もネットワーク部分の知識を深めたいと思い、今回受験しました。

.com Master ADVANCEの難易度

難易度

先ほど述べたように、 .com Master ADVANCEは得点に応じてシングルスター(★)とダブルスター(★★)に分かれます。


シングルスターの範囲が50問、ダブルスターの範囲が20問の計70問を80分で解きます。
シングルスターの範囲が60%以上でシングルスター、シングルスター・ダブルスターの範囲が70%以上でダブルスターに合格です。
各分野に最低得点があるため、特定の分野に偏った学習をすると不合格になるようです。


実際に受けて感じた難易度としては、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験の午前の問題に似ているので、シングルスターが基本情報技術者試験と同等か若干下の難易度、ダブルスターが応用情報技術者試験と同等か若干下の難易度くらいだと思います。

第3版からの変更点

変更点

最新版である第4版では、2019年改定の第3版から2022年までの3年分で出た新しい用語(HTTP/3など)についての知識が追加されています。


また、第1章に新たに追加された「プログラミングとシステム開発方法論」(ダブルスターの範囲)では、ソフトウェアの種類やプログラミング言語についての知識、ウォータフォールやアジャイルなどの開発手法に関する知識が追加されています。


既に第3版の参考書を持っている場合、新しく第4版のを買い直すべきなのか気になっている方もいるかと思いますが、心配なら買い直したほうが良い程度です。
私が受けた本番の試験では新しい範囲は数問程度しか出ていなかったので、それ以外をしっかり固めれば十分合格は可能です。


合格するための勉強法

基本的に勉強方法は、シングルスター・ダブルスター共通です。


勉強方法は人それぞれだと思いますが、私は問題集をベースに勉強し、教科書で知識を補う方法をおすすめします。
理由としては、教科書は非常に細かい部分まで掲載されており、挫折しやすいためです。
私も一度教科書のみで勉強して挫折し、この勉強法に変えたところ合格することができました。


具体的には、次のような手順で勉強するのがおすすめです。

Step1. 問題集を1周する

まず、問題集を1周し、試験に出やすい範囲についての知識を定着させます。


使用する問題集は、以下のものです。

この問題集を1日3つなど、ペースを決めて勉強していきます。
進めていくと、始めに勉強した部分を忘れてしまうので、1週間に1日、2日は復習の時間に充てることをおすすめします。


ここでのポイントは問題集の丸暗記ではいけないということです。
実際に試験では、この問題集の不正解の選択肢が正解になる問題もあったため、正解以外の選択肢についても理解し、問題の文面や選択肢が多少変わっても正解できるようにすることが大事です。

Step2. 教科書の問題を解き、知識を補う

次に、教科書に付属している問題を解き進めながら、不足している知識を補います。


ここで使用する教科書は、以下のものです。

公式が発行している教科書もあるのですが、こちらのほうがわかりやすいのでおすすめです。


この教科書に付属している章末の問題を解き、不足している知識を補います。
最初から問題を解いていき、間違った部分の説明ページに戻ると知識が効率的に補えるのでおすすめです。


また、こちらの教科書はStep1での問題集のときに、わからない言葉があれば辞書的に調べるのにも使えます。

Step3. 模擬問題を解く

最後に総仕上げとして、Step1やStep2で紹介した問題集や教科書に付属している模擬問題集を解きます。


Step2で紹介した教科書には模擬試験が5回分ついているため、何度も確認することが可能です。
合格点の目安である得点(シングルスターであれば6割、ダブルスターであれば7割)を安定的にとれるようになれば、そこで終わりにして問題ないです。

合格までにかかった時間

時計

合格までにかかった時間は約2か月です。


私の場合、既に基本情報技術者試験に合格していたので、ベースとなるITの知識がある状態から始めました。
ベースとなるIT知識が全くない場合は、毎日数時間勉強して3か月~4か月ほどかかると思います。

過去問について

デモ試験

過去問については公開されていないのですが、先ほど紹介した教科書や問題集についている模擬問題集は、かなり試験と似ている問題でほぼそのまま出題されることもあります。


なので、この2冊を使用することで実力を試すことができます。


また、本番はパソコンを使って回答をする形式です。
パソコンでの回答を試したい場合は、試験を運営しているCBT Solutionsのデモ試験(20問)を受けてみると感覚がつかめると思います。


インターネット検定「.com Master ADVANCE」【デモ試験】

まとめ

今回は .com Master ADVANCEの難易度とおすすめの勉強法、学習にかかった時間、過去問などについて説明しました。


しっかりと対策をすれば、必ず合格できる試験だと思います!
合格のためにまずは以下の問題集と参考書を購入して、対策に取り組みましょう!